OpenWRTルータはあきらめて、YAMAHA製ルータにしました
皆さんこんばんは。Secure Commandサーバ管理者です。Secure Blueの開発が忙しく(別プロジェクトに気が向いていただけです)あまりサーバのほうに手を付けられていませんでした。
前回、BPi R2 ProにOpenWRTを入れましたが、あれから結構いじったんですが、ダメでした。ポートフォワードができなかったり、時々Ipv4で外に出れなくなったりして、はっきり言って使い物になりません。Linuxですが中身はBusyboxで、拡張性が低いです。はっきり言って、OpenWRTでルータを作る、Bpi-r2proでルータを作るのはやめたほうがいいです。絶対にやめておきましょう。絶対に絶対にぜーーーーーーーーたいに、やめておきましょう。OpenWRTプロジェクトの公式のイメージがないし、Bpi開発のSinovipのイメージは古いし使い物にならないし、ユーザの方が作ってくださっているイメージもLinux Kernel 6.0で先を行き過ぎているので、ちょっとこのBpi R2 ProでOpenWRTはやめたほうがいいです。
そんなこんなで自作ルータはあきらめ(Linux OpenWRT+Bpi R2 Proでの構築をあきらめた)、YAMAHAのルータにしようと思ったのです。CiscoやAlied TelesisやTP-Link、NECもあります。でもYAMAHAです。Ciscoは古いもの(10M/100Mbps)が多すぎるし、使いにくそう、Alied Telesisはスイッチのイメージだし、NECはAtermという非常に非常に非常に非常に非常に評判の悪いルータを発売しているし、TP-Linkは中華だし、ということでYAMAHA。NECもIXシリーズというルータを発売してるんですが、なんかYAMAHAのほうが好きです。
今回YAMAHA RTX1200とFWX120を中古で購入しました。二つ合わせて5000円くらいですかね。ヤフオクで購入しました。

これはFWX120です。真っ赤です。

これはRTX1200です。真っ青です。
ただ、どれもクラスA情報処理装置ってところが、いいですよねー。RTX1200は日本製、FWX120は中国製ですね。たぶんこれは製造年の違いだと思います。RTX1200は2009年ごろ、FWX120は2011年ごろなので、ちょうどこのころは日本から中国などへの工場移転が進んだ時期と一致しますね。
では、外観です。

これはFWX120です。左から、電源ケーブル、スイッチ、コンソール(昔ながらのIOIOポート)、LAN側ギガビットEth4個、WAN側ギガビットeth1です。アクセスランプは下にあります。

これはRTX1200です。左から、コンソール、LAN側ギガビットEth8個、WAN側ギガビットEth2、ISDN、microSD、USB、ダウンロードボタンです。microSDなどはFWX120の表側にあります。それはさておき、ISDNがあるのは驚きですね。最近、NTTがISDNのサービスを終了すると言い出して2024年問題が発生しているようですね。まあ、私たちには基本的には関係ありませんが。ISDNなんて使いません。64Kbpsの回線は今では必要ないですね。そのくせ大金を毎月払うなんて…光回線を契約したほうがいいです。
そんなこんなで、人生初の業務用ルータを購入したわけです。これが使いやすいんですよ。現在、コミュファ光から貸し付けられているAtermのルータの下に、この二台をつる下げています。だから、上流はDHCPで設定するわけです。しかし、こんな業務用のルータにDHCPクライアントなんてないんだろうなー、って思ってました。PPPoEとか固定IPとかそんなとこだろうと思っていました。でも、回線の自動判別、DHCP対応という神仕様でした。
初期設定もやりやすかったです。ウィザード形式でした。デザインがさすが2009年だなーという感じですが、機能としてはまだまだ現役で使えます。というか、これを現役で使ってるところがあるって聞いたことがあるので、いいんでしょうね。
そんなこんなで設定したんですが、注意点があります。それはSoftether VPN Serverに接続できないということです。NTTPCのArena VPSにSoftether VPN Serverを立てて、そこに接続させようとしたんですが、無理でした。IPsec/L2TPでやろうとしたんですがダメっぽいです。それは別コンピュータで何とかするんで、問題ではありません。
そして、ルータ同士の冗長化のためにAlied TelesisのCentreCOM AT9424Tというギガビット24ポートL3スイッチを中古で3,4000円で購入しました。これも設置しました。一応、LAGでルータとスイッチ間を冗長化しておいて、VRRPによって、FWXとRTXの冗長化を行いました。

これはCiscoのコンソールをまねて作ったらしいです。よく分かりませんが、そうなんでしょうねー。
あとは、中華の王様LenovoのThinkCentre M71eを中古で購入しました。HDDがないようなので、余っていた3.5in 500GB WD Blueを入れておきました。Intel Core i3の古いのと、メモリ4GBでした。

そんなこんなで、一気にサーバ環境をアップグレードしました。ですが、まだコンピュートリソースが足りません。総コア数はメインPC含め、16+4+4+4+2=30コア、総メモリ数はメインPC含め、16+8+4+2+1=31GBです。しかもサーバのみにすると、14コア、15GBしかないんです。まともに使えるサーバのみをピックアップすると、3台しかないんです。OpenStackも立てたいんですが、コントローラノードに1台使うと、ほかに2台しか使えません。つまり、リソースは、8コア、12GBしかないんです。いっそのことIntel Xeon 24コア、64GBメモリを搭載したサーバを導入したいです。そうすれば、32コア、76GBになります。こうすれば、結構スケーラブルなOpenStackクラスタになるのではないでしょうか。ちょっとこのままで踏ん張ってみます。たぶん、リソースが足りずにぼくが先に壊れると思います。
そんなこんなで久々にブログを更新してみました。それではまた。